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| 夏目友人帳 肆 |
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| 【 2012年 : 全13話 / ブレインズ・ベース 】 |
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| あらすじ |
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| 妖怪が見えてしまう体質の夏目貴志は、小さい頃から同じ苦労をしてきた祖母レイコの遺品から「友人帳」を見つける。しかし持ち主との主従関係を結ぶ力のある友人帳を持つが故に、その力を手に入れたい妖怪や、名前を奪われた妖怪たちから狙われるようになり、ニャンコ先生の助けを借りつつ名前を妖怪たちに返してく生活に追われるのだった。 |
| 総合 87.7点 【A+】 |
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| 項 目 | 点 数 | 項 目 | 点 数 |
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| ストーリー | 44.5 / 50.0 | 音楽 | 9.0 / 10.0 |
| 作画 | 3.8 / 5.0 | 背景美術 | 4.2 / 5.0 |
| 熱中度 | 13.2 / 15.0 | 満足度 | 13.1 / 15.0 |
シリーズも第4期へと差し掛かり、夏目を主軸とした物語の組み立てや彼を取り巻く各キャラの構築も、一人一人の個性や内面を活かすように非常に丁寧に咀嚼され確立されてきたことでしょう。過去シリーズを経て得た夏目自身の在り方や意義付けに関しても、彼の心の機微や細やかな情意に触れることで受け手の存在にも統一的な解釈を持たせていたように思います。夏目という一人の少年に対するそうした柔軟な描写は、彼が背負い感じてきた多種多様な感情を仔細に伝えているようで、視聴者としても彼の微細な変化に敏感になっていたのではないでしょうか。そのように彼の仕草や表情から得られる同情や共感というのは受け手の心にも深く響き、夏目との一体感を得ることでの感動や意識作用もあったように思います。
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―― 夏目の成長から感じ取れる作品への風情と愛おしさ
気味が悪いと親戚中をたらい回しにされ、学校へ行けば同級生から「嘘付き」と疎外される日々。夏目が経てきた過去は彼の重荷や苦痛そのものであり、まだ幼かった彼にとっては辛いものでしかなかったのでしょう。しかし第4期となる本作では、そうした過去と現在での彼の心境の変化に焦点を当てることによって、自分の存在を認めてくれる大切な家族や友人がいる現在との対比を丁寧に提示していたように感じました。両親を亡くし、幼い頃から各地を転々としてきた夏目にとって、両親と暮らした幸せだった日々は彼の宝物であるのと同時に、痛くて触れないように遠ざけていたものでもあったのだと思います。終盤でのエピソードでは、そうした彼の苦難や束縛を払拭するかのように、現在の穏やかな心境や心の成長を強調していたように思います。
―― 感情移入を誘う夏目の家族や友人への感謝
こうした一つ一つの描写や、彼の細やかな言動や顔付きの変遷が入念に明示されていたことによって、夏目自身が抱えてきた厳しい側面や重たいものが徐々に緩和され溶解していく様子が肌で感じ取れるんですよね。過去を偲び、実父の慈しみに触れる夏目と、今近くで優しく見守ってくれる藤原夫妻の愛情を噛み締める彼の表情が結び付いていく終盤の展開は、本作の醍醐味であるのと同時に、まさに集大成に近いものがあったようにも思います。両親の庇護や愛おしさを求めながらも決して叶うことのなかった夏目にとって、自らの帰る場所を彼の感情と近い位置で再確認できた素晴らしいエピソードだったと思いましたし、そうやって夏目の気持ちへの理解をしっかりと示し合わせてくれたのも作品への感情移入に繋がっていたのだと思います。本当に素敵な作品でした。
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| 未来日記 |
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| 【 2011年 : 全26話 / アスリード 】 |
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| あらすじ |
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| 携帯電話に日記をつけていた天野雪輝はある日、まだ体験していないはずの未来が日記に書かれていることに気付く。それは雪輝の空想上の友人だったはずの時空王デウス・エクス・マキナの仕業だった。未来日記を持つ人間は合計で12人おり、その12人は次期時空王の座をかけて殺し合いをしているということを知った雪輝は、クラスメイトで同じく未来日記所有者の我妻由乃や他の人の協力を受けつつ、ゲームに挑んでいく。 |
| 総合 62.8点 【C】 |
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| 項 目 | 点 数 | 項 目 | 点 数 |
|---|
| ストーリー | 31.5 / 50.0 | 音楽 | 6.5 / 10.0 |
| 作画 | 3.4 / 5.0 | 背景美術 | 3.2 / 5.0 |
| 熱中度 | 9.5 / 15.0 | 満足度 | 8.7 / 15.0 |
未来を予知する日記という設定を主軸に、神の座を競う所有者同士の熾烈な争いを各キャラの背景や内面に焦点を当てながら丁寧に描いた作品だったと思います。主要人物の個性も目を見張るものがあり、特にヒロインの由乃の存在は序盤から強烈なインパクトとして提示されていたと思います。実際に彼女が築き上げていく世界観にぐいぐい引き込まれていく視聴者も多かったのだろうし、それくらい由乃の一挙手一投足というのは実に生き生きと描き出されていたように思います。本作に於ける愛情や気迫といった感情も、全ては彼女が軸になることによって象徴されていたのでしょう。
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―― 雪輝視点での緊迫感と猜疑心を煽り立てる演出
本作は主役二人の愛情や家族への慈しみなどへの理想を追求していくことでの面白みもあるのだと思いますが、やはり作品の魅力として挙げられるのは雪輝視点での緊迫感の演出なのでしょう。未来日記とサバイバルゲームの存在は彼にとっての不安そのものでもあり、更に自分を狙う各所有者の言動や行動に懐疑的な側面を包含させることによって、視聴者と主人公の猜疑心を煽り立てることでの一体感を構築しているんですよね。そうした雪輝への精神的な揺さぶりは、そのまま受け手の疑念にも繋がり、本作の緊迫感や切迫した雰囲気を引き立てていたように思います。決して密度の濃い物語ではないのですが、作品としての役割をしっかりと理解していましたし、見せ場や見所を示せた点では悪くなかったと思います。
―― 整合性を欠いた設定と飽きを誘う冗長な物語
本作に於ける導入部としての掴みは良好で、主人公が抱く懸念や疑念といった感情もサイコホラーとしての要素を孕んでいるようで、設定や概要には幾分か引き込まれるものがあったように思います。しかし包括的には、物語の構造や見せ方がやや稚拙で、本作の醍醐味の一つでもあるサバイバルゲームも単なる勝ち抜き競争程度にしか映りませんでした。生死に対する描写が淡白だったり、少し軽薄に捉えられている部分も影響しているのだと思いますが、それ故に各キャラの背景や言動から強い気概や気迫が感じ取れませんでした。サバイバルゲームに関しても、各人が個々に持ち合わせている未来日記を駆使した心理戦や頭脳戦が展開される訳でもなく、特に刺激のない間延びした印象を与えてしまったように思います。
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Twitter用に新しいアイコンを用意しようということで、今回はゼルダの伝説シリーズからトゥーンリンクを描いてみました。…というか描くつもりでした。イラストをご覧頂ければ一目瞭然なのでしょうが、本来男の子であるはずのリンクが確実に女の子と化してしまいました。もはやトゥーンリンクですらないという…。
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前回の下描き記事でも言及しましたが、普段描いているイラストが女の子メインなので、始めはしっかりと男の子を描いていたつもりが、いつの間にか女の子と化してしまったという訳です。そもそも男の子を可愛らしく描こうとしたのが間違いだったのかなと。まぁ、これはこれで面白いけど。
何だかリンクのコスプレをした女の子という印象が強くなってしまいましたが、女の子バージョンのリンクということで、途中から開き直って描けたのがある意味楽しかったかなと思います。例によって塗りが適当だけど、デフォルメなのでこれくらいで丁度良いのかなと。また気が向いたら何か描くつもりです。
=追記=
結局アイコンには使いませんでした。
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なぜか女の子化したリンクちゃんを描いています 【自作イラスト】pixivにも投稿しました。
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| 妖狐×僕SS |
|---|
| 【 2012年 : 全12話 / david production 】 |
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| あらすじ |
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| 旧家である白鬼院家の令嬢として生まれた白鬼院凜々蝶は、常に家名の由緒が優先される環境に息苦しさを感じ、家を出て一人暮らしをすることにした。家を出ることの条件として、妖館と呼ばれている厳重な審査をクリアした者しか入居を許されない高級マンション「メゾン・ド・章樫」への居住を命じられる。入居者には必ず1名のシークレットサービスが割り当てられ、そこで凜々蝶は御狐神双熾と出会う。 |
| 総合 68.3点 【C+】 |
|---|
| 項 目 | 点 数 | 項 目 | 点 数 |
|---|
| ストーリー | 33.5 / 50.0 | 音楽 | 7.0 / 10.0 |
| 作画 | 4.1 / 5.0 | 背景美術 | 3.9 / 5.0 |
| 熱中度 | 10.1 / 15.0 | 満足度 | 9.8 / 15.0 |
幻想的で怪奇な世界観を背景に、凜々蝶と双熾の関係性を様々な視点や見地から追求していくという、キャラの内面を意識した上での面白みを感じ取れる作品だったと思います。双熾との出会いをきっかけに、他人に対して徐々に胸襟を開いていく凜々蝶の様子を、彼女の愛らしさを引き立てるように可憐に描いていたのが印象的でした。ラブコメ作品としてのコミカルな演技や演出も作品の醍醐味として存在感を示せていたのだろうし、そうした魅力を更に引き出すように各キャラに個性をしっかりと持たせていたのが本作の持ち味に繋がっていたのではないでしょうか。
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―― 凜々蝶の美質を際立てる細やかな動作の強調
本作の真価というのは、主人公である凜々蝶の純真さと愛らしさに直結しているように思います。彼女の一つ一つの動作を鋭敏に捉えることによって、彼女が兼備する可憐さや愛おしさといった特徴を際立てていましたし、こうした流れの中での仕草や表情からは、受け手の心を惹き付けて離さない魔力を感じ取ることが出来ました。そうした凜々蝶が持つ美点こそが本作に於ける存在価値となっていて、そんな彼女を見つめる双熾の感情と視聴者の一体感を結び付ける構成になっていたように思います。この作品には、ただ単に凜々蝶という女の子の魅力を追求するだけでも十分な価値があるのは間違いないのでしょう。
―― やや冗長で水増し感が浮き彫りになってしまった物語
本作では凜々蝶と双熾の互いを立脚地とすることでの心の機微が深く描かれていましたが、その実態は至って平凡で、内容としても代わり映えのしない退屈な印象を強く与えてしまったように思います。終盤に於ける凜々蝶と双熾の関係性は、本作の辿り着く場所でもあり、物語としても本当に素晴らしい終着点として精彩を放っていたように思います。しかし、そうした二人の交流や絆を築き上げる中盤までの構成がどれも似通っていて、彼女たちの関係性を楽しむ上での意義や理由がやや希薄になってしまっているんですよね。そこには緊張や感動といった感情もなく、要であるラブコメ部分が淡白になってしまうことでの意志の薄弱さを感じてしまいました。もう少し緊迫したやり取りがあっても良かったのかなと思います。
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